はじめに
俳句というものは出口はないよ、と「夢千代日記」「花へんろ」などの名脚本家、早坂曉先生は仰いました。
以来、出口のない世界で踠き苦しみ乍らも続けて来られたのは、矢張り日本語の美しさ、そしてその難しさにあったと思うのです。
俳句を介して多くの人々との出会いがあり現在があります。
美しいもの悲しいものを共有し乍ら、句友たちとこれからも一行詩の道を歩んで行きたいと思います。
どうかどうか皆さま、生まれたばかり痩せた跳ねる力も弱い「あおがえる」ですが、叱咤激励を下さり、育てて頂きますよう心からお願い申し上げます。
あおがえる一歩を何處へ向けやうか